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合成皮革製特製ケース付。　生産国：トルコ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１７２０年、ハンガリーはブタペストに住むマドラー伯爵がトルコに旅行した際、海岸で海に浮く白い鉱石を見つけました。その石をブタペストに住む靴職人カール・コバックの所に持って行きました。カールはマドラー伯爵が大のパイプ好きであるので、この石を使ってパイプを作ってあげました。カールは靴屋でしたが彫刻の才があったのでボウルに彫刻をほどこしマドラー伯爵に渡しました。パイプは２本出来上がり、１本は自分用に使うことにしました。カールはそのパイプを使っていくうちに指のあたる部分がきれいに金色に光り輝いているのを発見しました。その原因は靴磨きのワックスのせいだと分かったので、ボウル全体にそのワックスを塗り磨いてみました。するとパイプは美しく光輝いてきました。以来、メシャムでパイプ喫煙やシガー喫煙がヨーロッパで一般的になりました。 １９世紀後半には鑑賞目的とした芸術作品的パイプまで作られるようになりました。メシャムの科学的な呼称は「ハイドロ・マグネシウム・シリケート」です。 現在ではトルコ政府は原材料での輸出は認めていません。